エンプロイヤーブランドとは?

「エンプロイヤーブランド」とは、企業の「働く場としての価値」を表す言葉。
「人を雇う」側のイメージを示したもので、「エンプロイヤーブランド」が高いほど、
「働き甲斐のある職場」「働きたいと思える職場」であると言えます。
これを高めることにより、社員の在職率や求職者の応募率が上がり、
持続的かつ競争力ある企業として成長していくことができるのです。

エンプロイヤーブランドの
効果

「エンプロイヤーブランド」が高い企業ほど、社員はモチベーションが高く、優秀な人材を引き寄せ、
採用後の定着率も高まります。その効果は、単なる「採用率の向上」だけに留まりません。
働く人の満足度が高ければ顧客満足度や生産性の向上につながり、より多くの利益になって還元される。
そんなプラスのサイクルを「エンプロイヤーブランド」がもたらします。

【社員の定着率向上に貢献】

大切に育てた社員が去ってしまうのは会社にとって損失です。そのような損失を防ぐには、「ここで働くことに誇りが持てるか」という社員の意識に気を配ることが欠かせません。
どうすれば社員が誇りを持って働けるようになるのか? そこで重要なのが、「エンプロイヤーブランド」です。「ここで働くことの意味」を見直し、改善させるには、社内の問題点の把握、業務環境改善の意識付けと共有が必要です。エンプロイヤーブランディングに取り組むことは、すなわち社員の定着率向上につながるのです。

【優秀な人材の獲得に貢献】

求職者が企業に応募する際、情報を得る手段として活用しているのがSNSや転職口コミサイトです。そうしたSNSや口コミサイトで語られる会社のイメージを無視することはできません。「エンプロイヤーブランド」を高める意義のひとつが、ここにあります。働く人の意欲を高め、自社について価値ある投稿を自発的に発信できる職場なら、求職者も安心して応募してきます。より多くの人材が集まり、その中から優秀な人を採用する。そのためにも「エンプロイヤーブランド」を高めることが重要なのです。

【リファーラル採用に貢献】

社員による人材紹介で採用することを「リファーラル採用」と呼びます。個人のつながりを活用することで会社の魅力や社風を効果的に伝えることができ、ミスマッチの可能性が低く、離職率も抑えられるのが特徴です。また、社員が採用の「広告塔」になるので、採用コストもかかりません。
そんな「リファーラル採用」でも「エンプロイヤーブランド」は重要です。働くことに誇りを持った社員が増えることで、採用効果を促進。優秀な社員が優秀な人材を引き連れてくるという好循環を生み出すことができるのです。

エンプロイヤーブランド構築に必要なこと

求める人材を魅了する

求める人材を獲得するために必要なことは、飾りではない「本物」のストーリーを伝えること。誇りを持った社員による生の声などを積極的に活用して人材をフィルタリングし、その上で会社として目指す方向性やリアルなストーリーを伝えます。これにより求職者との親和性を高め、採用コストの低減につなげます。

社員の
ロイヤリティを高める

「エンプロイヤーブランド」を高めるには、社員のロイヤリティ向上が大切です。ロイヤリティが高い社員はやる気があって生産性が高いのが特徴です。そうした社員が増えることで顧客満足度が高まり、企業収益にプラスの効果が生まれ、企業ブランドを背負う「広告塔」として新たな人材を引き寄せることができます。

社員の離職率を抑える

ロイヤリティ向上と並んで重要なのが、社員の離職率を抑えることです。これには、社内の現実を認識・共有し、問題解決を図っていく取り組みが欠かせません。「働き甲斐のある職場」であると社員自身が感じ取り、自ら高いレベルのコミットメントをする。そんな職場環境を醸成していくことが大切です。

エンプロイヤーブランド
構築のプロセスと構造

エンプロイヤーブランド(働きたいと思われる雇用主としての魅力)は土台となる概念をしっかり固めることで、一貫した計画に基づいて構築することができます。

ネットランスの
エンプロイヤーブランド・
コンサルティング

どうすれば「エンプロイヤーブランド」を高め、企業全体の価値を高めることができるのか?
それをお手伝いするのが、私たちネットランスの役割です。
①現状のエンプロイヤーブランド調査
②調査結果の分析・報告
③インターナル/エクスターナルパーセプション(社内/外部の印象)分析
④分析結果にもとづくワークショップの開催やアクションプランの策定
⑤アクションプランのタスク管理を、専属のコンサルタントが一貫して継続的にサポート
企業の「エンプロイヤーブランド」向上に向け、統括的なコンサルティングサービスを提供します。